私が物心ついた頃には母の作る料理に興味があり、私も切りたい!と率先してお手伝いをしていました(*’ω’*)そんな楽しい料理の最初に立ちはだかる壁といっても過言ではない…そう【玉ねぎ】です!!
初めて切った時は最中に「お母さーーーーーん!!!目が!痛い!!」となりました。
そして今は子供たちから「なんで玉ねぎを切ったら目が痛いの?」と聞かれる立場になったものの、…ん?そういえば何でなんだろ?目に染みる成分がでてる…?なんの?となったので、同じく説明となるとハテナになるそこのあなた!一緒になぜそうなるのか見ていきましょう♪
玉ねぎを切って目が痛くなるのはなぜ?
生の玉ねぎをそのまま匂うだけでも鼻にツーンときますよね。その匂いのもととなる成分を「硫化(りゅうか)アリル」といいます。玉ねぎを切った時に細胞が壊され硫化アリルが出てくるのですが、この成分は蒸発しやすい性質(揮発性:きはつせい)をもっているために空気中に散漫され粘膜が刺激され、目が痛くなったり涙が出たりといった症状が出ます。
それなら目をつぶったりゴーグルをすれば防げるかと思いきや、鼻の粘膜からも刺激を受けるためにあまり効果はありません。(目をつぶるのは危ないのでそもそもNGですが汗)
なら水泳のゴーグルをつけて、鼻にティッシュをつめたらOK!?・・・ってそんな大変なこと毎回やってられませんよね。息もしにくいし。
そんな大変なことをしなくても防ぐ方法がいくつかあるので、それをご紹介していきますね!
目が痛くならないようにするにはどうしたらいい?
冷蔵庫で冷やす
目と鼻の粘膜を攻撃してくるこの成分は揮発性(蒸発しやすい)なので、単純に温度が低ければ飛びにくくなります。なので切る前に冷蔵庫で冷やしておくと効果があるといわれています。
玉ねぎの皮を向いたあと乾燥しないようにラップやジップロックなどを使って包み、野菜室よりも低い温度の冷蔵庫に入れましょう。時短にするなら冷凍庫でも大丈夫です。
ただ冷やしすぎるとよくないので、冷蔵庫で長くて30分を目安にしましょう。せっかく冷やしても温度が高くなるとまた効果がでてきますので、使う直前に取り出せるよう時間を調整してくださいね。
水に浸けながら切る
辛み成分「硫化アリル」は水に溶ける性質も持っているため、半分に切ったものを水につけておくだけでもこの成分の発生を防ぐことができるといわれています。
ただし水っぽくならないよう、浸ける時間は10分ほどにしておきましょう。
使う包丁もポイントのひとつ
なんと、切る包丁や切り方にも予防できる方法が隠れています!
- よく切れる包丁を使う
最初に細胞が壊れることで硫化アリルが出てくるとお伝えしましたよね(^^)切る前に包丁をといでおくことによって、細胞を壊しにくくなるため硫化アリルの発散を抑えることができます。
- 包丁を押し付けず滑らせるように切る
包丁の刃を押し付けすぎてしまうと細胞が壊れやすいため、切れ味のいい包丁を使って滑らせるような感覚で切ります。
- 手早く時間をかけない
これはもう強行突破気味なところもりますが、辛み成分が蒸発し空気中に散布される前に切ってしまうことです!切れやすい包丁を正しく使うことによって時間短縮につながります。
まとめ
玉ねぎを切ると目が痛くなることは周知の事実とはいえ、何で痛くなるかは子供たちに聞かれるまで自分で調べることもしていませんでした(;’∀’)玉ねぎ=切ったら涙がでる。ここ止まりなんですよね。
子供たちにお料理を手伝いたいといわれ、ふと玉ねぎを切ってもらったときに「ママ目がいたいよー」「なんで玉ねぎを切っただけなのに目がいたいの?切った手で目触ってないのに」と言われて、そりゃそうなんだけど何でだ?と説明できず、調べて初めて「そうなんだ!」と腑に落ちました。
大人の経験則だけではそこにいきつかない、子供の新鮮な疑問って大事ですよね。
今回と同じような【周知の事実】だけども【なんで?】を他にも綴っていますので、ぜひ見ていただき「なるほど!」と共有してもらえたらなと思います(*’ω’*)
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