あなたは右利き?それとも左利きでしょうか。
左利きは「かしこい」「器用」「絵がうまい」なんてイメージが蔓延っていますよね。
そのイメージがあったり左利きの人がいるのも知っているけれど、そもそも右利きと左利きはどうやって決まったのか、右と左で何が違うのか、知っていますか?
いろんな観点からひとつひとつ見ていきましょう。
そもそも「右利き・左利き」ってなに?
日本人の9割が右利きと言われていますが、右利き・左利きと言われたらまず思いつくのが「手」ですよね。これは「利き手」といわれるものです。みなさんやご家族の方はどちらでしょうか。
私の利き手は右利きなのですが、これも「字を書く時」や「包丁を握る時」などです。右利きだからといって100%右かといわれるとそうではありません。私の場合だとスマホを操作するときは左なのです(‘ω’)これはガラケーの時代から、文字を打つ時は左でした。
左利きの友人はボールペンや鉛筆などは左で書くけどけど、習字の毛筆は右で書くそうです。
このように「利き手」だけでも、これをするときは右、でもこれをするときは左、のようにその時その時の使いやすい方を自然に選んで使っているんですね。
また「利き手」だけじゃなく、「利き足」「効き目」「利き耳」「利き顎(あご)」など、体の左右に存在するものには「利き〇〇」が存在しています。階段を上る時に最初に出る足、カメラや望遠鏡を覗く時の目、電話の時に自然にあてる耳、物を食べた時に咀嚼する顎。
成長していく中で自然と「しやすい」「楽な方」を無意識に選んで使っているということです。
右利き・左利きはいつ決まる?
生まれてから2歳くらいまでは、右でパンを持っているなと思ったら左でスプーンを上手に使っていたりと、利き手のようなものははっきりしていません。右手でクレヨン持って絵をかいてる日もあれば、左手メインにおもちゃで遊んでいたり、ランダムに右手左手を使っています。
そのようにどっちもの手を使ってくるにつれ、3~4歳くらいで利き手が決まってくるといわれています。
その段階でそもそもなぜ「左利き」になる子供たちがいるのか、そこを見ていきましょう。
なぜ「左利き」になるの?
冒頭でも書いた日本人の9割が右利きと言われている中で、左利きの人がいるのはなぜか。
「遺伝説」と「環境説」など諸説あります。一卵性双生児の一人が右利きで、もう一人が左利きだったという場合がありあまり信ぴょう性はないのかと思いきや、左利きの両親もしくは家族がいる家庭では左利きになる子供が生まれやすいというデータもあります。
また赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときに指しゃぶりをしている様子が見られる事がありますが、その時に右の指を吸っていることが多いため、胎児のときから決まっているのではという「胎児説」などもあるようです。
お母さんのお腹の中で成長していく過程や産まれる時に左の脳を圧迫する事態が起こり、左の脳を補カバーするために右の脳が活動的になって、利き手が左として生まれてくることもあるのではないかという考えもあるとか。
いろんな説があるものの、これ!といった決定的なものはないみたいですね。
左利きは右利きへ矯正するべき?
もしかしてうちの子左利きかも?と思うと、右利きに直した方がいいのかなと心配になっているママやパパは少なくないのではないでしょうか。
確かにまだまだ右利きの人向けのものが主流であるため、自動販売機のコインの投入口や自動改札機のICカードタッチ部、またドアノブなども基本右にあります。ハサミやマウスなど左利きの人用も作られてはいるもののそれが必ず置いてあるとも限らないため、不便な思いをすることは右利きの人に比ると多いかもしれませんね。
だからといって親が強制的に右利きになるよう矯正する必要はありません。成長していく段階で不便さを感じるかもしれないといって無理やり右利きにしようとすると、それこそ子供自身がストレスから委縮してしまい、運動をしなくなったり神経症のような症状がでてくることもあります。
矯正させたい場合でも強要するのではなく、子供が手を使うタイミングでそれとなく右手に持たせたり使わせるよう促したり、子供だけでなく親も楽しみながら進めていくのがいいですね。
最後に
我が家は私と夫、そして3人の子供たちも全員「右利き」です。赤ちゃんの頃は左で絵をかいたり、左手にスプーンを持ったりしていたことありますが、それもまた本人の自由であり個性だと思って特に気にせずいました。
実際左利きにはならず右利きなので深く考える事はなかったですが、我が子から「〇〇くん、左でお勉強してるのなんでだろう?」「左で持ってて変だね」と話してきてくれたので、きちんと調べるきっかけを与えてくれたことに感謝ですね。
子供たちには右を使おうが左を使おうが決して変ではないということをまず伝え、なんで右と左の人がいるのか3人それぞれに合った分かりやすい言葉でお話ししています。
子供の「なんで?」に悪意はなく単純に不思議と感じたことからの気持ちなので、そこは否定したり怒ったりしないであげてくださいね。「いいところに目をつけたね!」と受け止めてあげたあと、「一緒に調べようか」とお子さんと一緒にどうなんだろう?なんでだろう?を見ていくのもとっても楽しい時間になるのでオススメです♪
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