【子供の疑問】どうして人は死んじゃうの?聞かれた時になんて答える?

question

親戚やペットなどが亡くなってしまったとき、子供から「どうして人(ペット)は死んじゃうの?」「死んだらどうなるの?」なんて聞かれて「なんて答えたらいんだ…」なんて困っていませんか?

子供の年齢によって答え方は違うし、理解できるかどうかも難しいですし、答え方を誤ってしまうと恐怖心などを与えてしまう可能性もありますよね。そう考えるとより一層答え辛くなってしまうものです。

このページでは子供に死について聞かれた場合の分かりやすい回答方法などを年齢別に紹介していますのでお子さんへの返答の参考にしてみてください。

死ぬということを理解しましょう。

まずは話す側が死ぬという事を理解する事が必要ですよね。

骨や臓器などすごく小さな細胞が集まっていて、人はいろいろな細胞で構成されています。
この細胞達は長くは生きている事が出来ないので古くなった細胞は体外におしっこなどで出ていくんですが、出ていくだけでは細胞が無くなってしまうので体の中で新しい細胞が生まれ、新たに体を作っています。

その生まれ変わりを80年近く繰り返しているんです。

若いうちは新しい細胞は正しく生まれますが、年を取ると正しく生まれ辛くなり、古い細胞は動きが悪くなることで病気になりやすくなったり、機能が失われてしまう事で死んでしまうのです。

この様なプロセスで動物は死んでしまい、ずーっと生きる事が出来ません。

と、いう事から人(ペット)はいつかは死んでしまうのです。

誤解させない事が大切です。

大切なことは誤解させない事です。

「寝ているだけ」「遠くに行く」などという表現は、とても優しい表現ではありますが、死ということを理解する事が難しくなってしまいます。

ちなみに年齢別だと

幼児

幼児の場合、まず理解する事は出来ないでしょう。

2歳~

親などが亡くなった場合、もう会う事が出来ないという事で理解できる子供もいるみたいですが、多くは寝ているんだと思っているそうです。

4歳~

こちらも2歳からと同じ様に寝ているんだと思ってる事が多く、どこか「遠くへ行っているだけ」「いつかはまた会える」と考えていて「次はいつ会えるかな?」なんて質問があったり「どこにいるの?」なんて聞かれたりします。

6歳~

死んでしまう事にすごく興味を示す時期です。「死んだらどこにいくの?」「ぼく(わたし)が死んだらどうなるの?」なんて不安に思ったりします。
会えなくなるという事を理解し始めて怖がったりする時期でもあります。

うちの子は初めて骨を見て怖がったりしていた時期でした。

9歳~

人(ペット)がいつかは死んでしまうことを理解し始める時期で、自分もいつか死ぬんだ、両親(パパ/ママ)に会えなくなるなど考え死ぬことがどういう事なのかがわかるようになります。

「ぼく(わたし)のお葬式にお父さんは来てくれる?」なんて聞かれた事もありました。
そんな辛いことはないと笑ってしまったのを覚えています笑

どうすれば理解してくれるのか

結果的に9歳ごろまで説明しても理解してもらう事は難しいと筆者は考えています。
うちでは子供たちが幼いころに身内が亡くなる事が多く、死という事を説明してきましたが言葉では理解していても何が起こっているのかは理解していない様子でした。

子供に死という概念を理解させることは、非常に敏感で難しい課題です。以下に、子供に死を理解させる際のアプローチや方法をいくつか紹介します。
ただし、子供の年齢や感受性に応じて適切な方法を選んでください。

正直な言葉で説明する

子供には優しく、正直に死んでしまうとはどういう事かを説明するのも手段だと思います。
でも年齢に合わせて言葉を選んで説明するのがいいかもしれませんね。
「星になる」「天国に行った」などが多いかもしれませんが、もう会えないという事を添えるのもいいですね。
「生まれ変わって~」など宗教的な表現を使うのであれば理解できるように説明してあげてください。

感情を受け入れる

身内や近しい人(ペット)が亡くなってしまった場合、感情を考慮して説明してあげる事が重要だと考えています。頭ごなしに「もう会えない」などと言ってしまうと混乱したり、それが怒りに変わったりする子もいます。
知人の母親が病死した際には、自分(子)が嫌いだから会えなくなってしまったのではないかと考えてる子もいました。

とても難しいですが、感情や考えている事を考慮して説明してあげる事が大切です。

自然と向き合わせる

植物や動物(ペット)と触れ合って死んでしまうとはどういう事かを学ばせるのも手だと思います。
「花が枯れてしまう」「動物(ペット)が亡くなる」のはどういう事かを実体験をもって説明する事で理解してくれる事もあるでしょう。

本や物語を通じて学ぶ

本から学ぶのも一つの手段ですね。
死という事を取り扱っている物語もありますし、体の仕組みなどの図鑑など様々な本があります。
一緒に本などを通して、お話しながら説明する事も出来ると思いますし、子供自身のペースで理解できるかもしれません。

    筆者は

    いろいろと説明してみましたが、実際に筆者家庭では「植物や動物(ペット)」「本」を使って説明したりしました。
    死んでしまうという事を理解させるためにペットを飼う事はさすがにしませんでしたが、両実家にたくさんのペットがいたので説明したり、花を育てて枯れてしまった時などに説明したりなど行いました。

    特に花は自身でお水をあげたりしていたので、枯れてしまったときのショックは大きかったようで、悲しんでいた分、死んでしまうとはどういう事なのか分かっていたように思います。
    本などでは、物語にそって親自身の言葉で話しをする事が出来るので説明が比較的楽でしたね。

    年齢などによると思いますが、死んでしまうという事に不安を感じたりする子もいるので「不安にさせるような話し方はしない」「亡くなった人(ペット)は愛されていたんだよ」「写真や記憶に残り続けるんだ」という事を伝え、悲しいけれど怖い事ではないと優しく説明してあげる事が大切だと思います。

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました