先日転んで怪我をした子供から「ママ、なんで血って赤いの?」と聞かれ、また答えられなかった私です( ˘ω˘ )
赤血球の色?そもそも赤血球が赤いのはなんで?・・・と頭の中でぐーるぐる。当たり前のように人間の血は赤いので、大人になるとそこに何でがつかなくなるんですよねぇ(言い訳)
怪我をしてしょんぼりした子供たちにしっかり答えられるよう、ここで一緒に勉強していきましょう♪
なんで人間の血は赤い?
人間の血が赤いのは、血液の中にあるヘモグロビンが赤いからです。
そもそも血は「赤血球・白血球・血小板」という3つの細胞と、血しょうという液体でできています。
◆赤血球・・・ヘモグロビンで赤い。全身に酸素を運ぶ。
◆白血球・・・体の中に入ってきた敵(菌)と戦う。
◆血小板・・・血がでたら血を止める(かためる)。
◆血しょう・・・栄養やいらない物を運ぶ。
3つの細胞の内の1つ、赤血球にヘモグロビンが入っているため赤いのですが、何で赤血球が赤いのか?これは赤血球の中に含まれる鉄分が関係しているようです。
血に鉄分が含まれているのは結構知られているのではないでしょうか。血は鉄の味がするし、鉄分不足になると貧血を起こしたりしますよね。
腕や足などの血管が青く見えるのはなんで?
血はたしかに赤いのに、腕や足などうっすら表面から見えている血管は青っぽく見えますよね。
血管自体が青い!?・・・というわけではなく、これには動脈と静脈が関係しているそうです。
動脈は心臓から頭や手や足の先の先まで血液を運ぶ役割をしていて、体の深いところにあるので外からは見れません。そして静脈は体の末端まで流れた血液をまた心臓に戻す役割をしていて、体の比較的表面側にあるため、手首やひじの内側などにもあるのが見えますよね。
表面に見えているのは静脈で、皮膚や血管の壁を通してみているから青く見えています。ただこれ青じゃなくて実際は灰色に近いそうです。まわりの肌の色などの対比による目の錯覚で青く見えているとのこと。なんとも深い・・・!
青く見える静脈も実は赤く見えている部分もあるんです。あっかんべーをしたら下瞼の内側を見てください。ここの血管は赤いですよね。瞼の裏は膜が薄いため、このように赤く見えています。唇が赤いのも同じ理由です。
血は赤色だけじゃない
人間を含め猫や犬、カエルや魚などの脊椎(せきつい)動物の血は赤くなっていますが、赤色じゃない血液も存在しています。
植物の葉っぱなどの血液は緑色。これは葉緑体の中に含まれているクロロフィルという色素のためです。
エビやカニ、タコやイカなどは薄い青色の血です。血液にはヘモシアニンというたんぱく物質が含まれており、ヘモグロビンと同じような働きをしています。ヘモグロビンには鉄分が含まれている反面、このヘモシアニンには銅が含まれているそうです。
このヘモシアニンはもともとは透明(酸化していない状態)ですが酸素と結合すると青色に変化します。この性質により新鮮はイカは青白く見え、だんだん鮮度が落ちてくると色が抜けていきます。
まとめ
人間の血が赤い正体は、血液に含まれるヘモグロビンだったんですね~!
血がでたときに赤いのはなぜかを説明すると同時に、血が止まるのは血小板のおかげなんだよとか、体に入ってきたばい菌と戦っているが白血球だよと伝えてあげると、より体の仕組みについてもわかりやすくそして興味をもってくれるのではないでしょうか。
それぞれがそれぞれの役目をきちんと体内でこなしてくれているからこそ、こうやって生きてられるんだねとぜひお話してあげてくださいね(*’ω’*)
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